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院長・副院長のご紹介

2015/04/24

都島放射線科クリニックでは、これまでの通り最新技術を使った放射線治療と、
さらにより多くの選択肢をもって
患者さまに安心していただけるクリニックを目指し、
2015年4月よりIVR治療を導入いたしました。

IVR導入に伴い、IVR専門医 保本 卓が副院長として就任し、新たな体制を組み、
患者の皆様にとってよりよい治療を行っていきます。

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院長呉 隆進

■ 専門分野・資格

日本医学放射線学会専門医
日本放射線腫瘍学会認定医
日本がん治療認定医
日本医学放射線学会研修指導者
呉先生

 

 

 

 

 


メッセージ

患者が納得して治療を受けるため、本来は医師が患者に病状や治療法を十分に説明し、両者の話し合いを経て治療法を決めるという合意(コンセント)に重きが置かれるべきです。
しかし、残念ながら医師は一方的に治療法を説明するだけ、あるいは説明後、選択は患者に任せるのが実情であると感じています。
日本におけるがん診断および治療のレベルは世界トップレベルですが、その狭間での患者に対する病状・治療方針等の説明は決して高いレベルとは言えません。

医師は患者と社会的なかかわりの中での一人の人間として接する必要があります。
しかし、現状の医療システムでは、癌という疾患のみに焦点を当て、科学的根拠だけを拠り所とし、患者の命に対する責任は請け負えないことを正当化してしまっているのではないかと感じています。

主治医から提案される標準治療に基づいた治療のほとんどは間違いのないものです。
しかし、それが患者に伝わらない限り医師としての使命が達成できているとは言えません。
患者はあくまでも治療を受ける側であり、医師に命を握られているという遠慮があり、こんなことを言うと怒られるのではないか、気分を害するのではないかと考える患者は相変わらず多いと思います。
反面、ネットなどで得た治療の情報を医師にぶつけ、関係が壊れる場合があるのも事実です。

そのような環境で、再発転移の告知は、がんの初発の告知より、ある意味重いものです。
がんがまたいつ再発転移するのか常に不安であり、いったん他臓器に転移すれば、命の終わりを意識せざるを得ないからです。
今後、どうなるのか。医師に聞きたいことがたくさんあっても、一旦再発すると医師に距離を置かれると感じる患者も多く、残念なことです。

「患者が主役」のがん医療をどう実現すべきか、私共は常に考えています。

 

 

副院長   保本卓

■ 専門分野・資格

日本医学放射線学会専門医
医学博士
日本IVR学会専門医
日本IVR学会代議員
日本医学放射線学会研修指導者
日本穿刺ドレナージ研究会代表世話人
保本先生

 

 

 

 

 

メッセージ

4月から新しく当クリニックのIVRセンターを立ち上げることになりました。

IVR(画像下治療)は、放射線治療と同様に「切らずに治す」治療です。
画像下治療の名の通り、CT、超音波や血管造影などの様々な画像を駆使し、細いカテーテルや針を患部まで挿入して、切らずに病気の治療を行います。

これまでの大阪大学関連病院でのIVR(画像下治療)の経験を生かして、様々な画像を読み解きながら、安全で正確な手技を行うことで、患者様の体に優しい、侵襲の少ない治療を提供できればと思っています。

「心のこもった信頼される医療を提供すること」をモットーに、エビデンスを知り、患者様だけでなく、他の施設の先生方とも密に連携をとり、共に考えながら、新しい治療法の選択肢を提供させて頂きます。