臨床研究・倫理審査委員会

臨床研究・倫理審査委員会

当クリニックでは、医学の進歩に寄与するため臨床研究を行っています。

臨床研究を行うにあたり、患者様の尊厳及び人権を保護し、適切に臨床研究が推進されるよう、

倫理審査委員会を設け、倫理的・科学的観点より審査を行っています。

患者様の治療効果や治療成績などを学会、研究会、論文、インターネット等で公表することは、

医学の進歩には欠かせない活動です。

公表の際には、決して個人名や個人情報が表に出ることはありませんので、

ご理解頂きますようよろしくお願いいたします。

なお、学術利用に同意されない方は、以下の問い合わせよりご連絡をお願いいたします。

同意されない場合でも、一切の不利益を受けることはありません。

ご不明な点がありましたら、お問い合わせの程よろしくお願いいたします。

倫理審査委員会のご紹介

都島放射線科クリニックでは倫理審査委員会を設置しております。 患者様に不利益にならないように、倫理的・科学的観点より審査を行っています。

臨床研究のご案内

当院で行っている臨床研究を紹介します。 詳細をお知りになりたい方、または診療情報を研究に利用されたくない方は、以下の問い合わせにご連絡ください。


診療情報提供書からのカルテ⾃動⽣成におけるLocal Large Language Models の有効性評価の研究

他の病院からいただいた診療情報提供書という書類を、AI(⼈⼯知能)を使ってカルテに⾃動で書き写す⽅法を研究しています。この研究で、AIが医療の現場で役⽴つかどうかを調べることを目的としています。 この研究で利⽤するのは、診療情報提供書に書かれた医療情報です。ただし、患者さんのお名前など、個⼈を特定できる情報は削除します。

この研究に関して、ご⾃⾝の医療情報が利⽤されることを望まない場合は、下記の連絡先までお申し出ください。お申し出があった場合、当該情報を研究に利⽤いたしません。

ホモロジー法を用いた前立腺癌患者の MRI 画像解析手法 の開発に関する研究

本研究ではホモロジー法という数学の概念を前立腺癌の MRI 画像に適応することにより前立腺癌の病理診断結果を予測する新たな医用画像解析法を開発することを目的とします.試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので,下記の連絡先までお申出ください.

超高齢者に対する定位放射線治療の治療成績に関する遡及的多施設共同研究(2023/9)

平均余命の短い超高齢(90 歳以上)の肺癌・肝癌患者に対し定位放射線治療を行った症例の治療効果や副作用について調べ、超高齢癌患者に放射線治療をする意義があるかどうかを調べることを目的としています。

日本では今後超高齢癌患者に対する放射線治療の増加が予想されますが、この年齢層について研究がほとんどない現状にあり、今回の研究が有用な情報になる可能性があります。現状では超高齢癌患者の放射線治療は各施設でまだ少数例の経験がある程度であり、大阪大学を含めた多くの研究施設と協力して肺癌や肝癌に対する定位放射線治療を受けられた患者さんのデータを集めて研究を行います。

放射線治療を受けるがん患者が位置合わせに必要なマーキングに対して抱く感情とその関連要因の検討:探索的質的研究(2022/9/2)

本研究では,放射線治療時に皮膚にマーキングが行われる医療機関の患者,および,マーキングが行われない医療機関の患者が,それぞれ,マーキングに対してどのような感情を抱いているかを探索します.さらに,その感情に影響を与えた要因を明らかにすることで,患者がより安心・安楽に治療を受けることができるマーキング手法の検討と患者説明の方法に関する示唆を得ることを目的とします.

放射線治療中のがん患者に対するCOVID-19の影響(2022/5/6)

放射線治療を開始した患者様に対するCOVID-19の影響を調査し、COVID-19の影響下で放射線治療を継続する患者様への看護の方向性を検討します。

IVR修練施設認定に伴うIVR症例Web登録

都島放射線科クリニックがIVR修練施設の認定を受けました。この認定を受けている施設では、IVR学会のデータベースにIVR症例の登録が必要になります。患者様に不利益になることはありませんが、症例登録されたくない患者様はご連絡をお願いいたします。

治療抵抗性の肝転移に対する球状塞栓物質を用いた肝動脈塞栓療法:多施設共同第Ⅱ相試験

カテーテルを用いて、肝臓がんを栄養する血管をつめ、兵糧攻めする治療法に関する多施設共同研究です。

Lip-TACE不応後の進行肝細胞癌を対象としたDrug-Eluting-Beadを用いた肝動脈化学塞栓療法(DEB-TACE)の第Ⅱ相試験

カテーテルを用いて、肝臓がんを栄養する血管をつめ、兵糧攻めする治療法に関する多施設共同研究です。DEB-TACEと呼ばれる薬剤を染み込ませたビーズを用いて、栄養血管を塞栓させます。

CTガイド下ラジオ波凝固療法における吸引式バッグを用いた患者体位保持精度向上に関する検討

ラジオ波凝固療法の手技実施時の患者様の位置精度を向上させる研究です。過去のデータを用いて評価していきますので、データ利用を望まれない方は以下よりご連絡をお願いいたします。

 

脊椎への根治的再照射の安全性と有用性に関する後ろ向き検討

当院は2007年の開院以来、再発腫瘍に対する高精度放射線治療を行ってまいりました。今回、当院での治療成績や画像データの解析を行い、今後の治療方針を決定すべく、これまでに施行された患者さんのデータを使用した検討を行います。データ利用を望まれない方は以下よりご連絡をお願いいたします。

 

難治性頭頸部希少癌への放射線治療の安全性と有用性に関する後ろ向き検討

近年の放射線治療技術により、再発 腫瘍に対する根治的放射線療法が注目されています。しかしながら、副鼻腔・鼻 腔・外耳道・眼窩部を原発巣とする固形癌は発生頻度も低く、初回治療後の局所 再発に対しての放射線治療の報告は乏しいです。今回、当院での治療成績や画像データの解析を行い、これまでに施行された患者さんのデータを使用した検討を行います。データ利用を望まれない方は以下よりご連絡をお願いいたします。

前立腺がんに対する72Gy/30回の強度変調放射線治療成績の後ろ向き検討

本研究の目的は、2007年の開院以来、前立腺癌に対して1回2.4Gyで総線量72Gy、治療期間としては従来法より短い1ヶ月半という先進的な治療法をこれまで行って参りました。今回、これまでに施行された患者さんのデータを使用して治療成績の解析を行います。研究の方法としては、放射線治療後の有害事象の発生率(尿路系、消化器系)、また PSA 再発率や全生存率などを算出し、それらに関するリスク因子がないかを解析していきます。データ利用を望まれない方は以下よりご連絡をお願いいたします。

“腹部領域の放射線治療再照射における正常組織耐容線量評価“の研究

従来は一度放射線治療をした部位への再照射は禁忌と認識されていました。正常組織の放射線障害が長期的に改善していくという研究の進展や高精度放射線治療技術の進歩により、再照射が検討可能となってきています。再照射に関する報告の多くは中枢神経に関するものであり、頭頸部領域や胸腹部領域の再照射に関する放射線線量や有害事象に関する報告は少ないです。本研究では腹部領域における再照射症例の治療線量、再照射までの期間、有害事象に関して調査をします。データ利用を望まれない方は以下よりご連絡をお願いいたします。

間質性肺炎合併肺癌に対する経皮的ラジオ波焼灼術の成績の後方視的多施設共同研究

ラジオ波焼灼術を用いた間質性肺炎合併肺癌の治療成績の報告は、あまり報告されていません。また全体の成績についての報告は存在しません。本研究では、多施設共同で、間質性肺炎合併肺癌に対する経皮的ラジオ波焼灼術の成績を振り返って追跡し、その安全性、治療成績を明らかにすることです。データ利用を望まれない方は以下よりご連絡をお願いいたします。

有痛性悪性骨腫瘍の疼痛緩和に対する経皮的骨形成術の有効性を評価するランダム化比較試験

経皮的椎体形成術(PVP)の有効性を明らかにするためのランダム化試験です。

 

局所進⾏肺癌放射線治療後再発に対する再照射の研究

本研究の目的は、当院は2007 年の開院以来、再発腫瘍に対する⾼精度放射線治療を⾏ってまいりました。今回、当院での治療成績や画像データの解析を⾏い、今後の治療⽅針を決定すべく、これまでに施⾏された患者さんのデータを使⽤した検討を⾏います。

 

前立腺がん治療に伴う性機能障害に関する患者の体験とケアニードに関する研究

国内において前立腺がん治療に伴う性機能障害への標準看護が存在しません.この研究は,前立腺がん治療に伴う性機能障害に関連する患者さんの体験とケアニードを治療ごとに明らかにし看護を検討することを目的としています.

 

脊椎への再照射の安全性に関する国際多施設共同後ろ向き研究

当院にて脊椎(および脊椎近傍)に再照射を受けた症例を後方視的に検討し、再照射の安全性と治療プロトコールの妥当性、治療効果を改めて検証します。さらに再照射における有害事象の予測モデルを確立することを目的としています。

 

COVID-19ワクチン接種者に対する全身MRI撮影(DWIBS法)を用いた反応性リンパ節腫大の評価

筋肉内に投与されるCOVID-19ワクチンは、同側の腋窩リンパ節の反応性腫大を誘発する可能性があるとの報告があり、画像診断に影響を及ぼすため、その程度について評価する必要があります。本研究では、全身のリンパ節を低侵襲かつ繰り返し利用できる全身MRI撮影(DWIBS法)を用いて、COVID-19ワクチン接種と全身の反応性リンパ節腫大との関係性を調査することを目的としています。

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